曾我 晴子
東京生まれ
2004年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
日本で10年間グラフィックデザイナーとして勤務する傍ら、
ドローイングを中心に活動、個展・グループ展開催。
2013年 渡伊。
2018年 イタリア国立ブレラ美術学院絵画科卒業。Renato Galbusera氏に師事。
卒業論文指導は美術史家Andrea del Guercio氏。
現在ミラノを拠点に、人物のドローイングを中心に作品を発表展開している。
アーティストステイトメント
私は、人をモチーフにドローイングの制作をしている。
作品のテーマは「人の内と外」である。
人間の内面性、内なる感情を人体のドローイングを通して表現している。
人が纏う空気には、その人の生きてきた歴史をも感じる。しかし、人の皮膚を境界として人の内なるものは見えないところに閉じ込められている。
その人の動きや、周りの空気を追う事で、より深く、人の内面性・感情に迫る事ができる。
同時に生きている人からは常にインスピレーションを受ける。
そしてその内なる感情や動きは常に変化する。
ドローイングを中心に制作しているのはその瞬間の感情をとらえ瞬時に表現するためである。
このように、瞬間に感じた内なる想い・感情・美しいと感じた感動、インスピレーションを
ドローイングで追っている。